初めましての方は初めまして、よろしくお願いします。石鹸屋と言うバンドのドラマーのhellnianと言います。

　高校生の時に組んだバンドで、２年生だから１７歳の時に。池袋のライブハウスで、全然地元でもなくて高校生のバンドコンテストとかにイベントにエントリーして、落ちて、落ちた人の中でも良さそうだったバンドを集めてーと今も思えば担がれていたんだろうなぁと。

　もうめちゃくちゃに緊張してましたね。全員（笑）だから感動とか、何か降りて来たとかそんなの全然無くて、ライブハウス入った時も「物騒な雰囲気の場所だなぁ」とか、ただただ普通の高校生がライブハウスに訪れた時の普通の感想でした。　

　曲はオリジナルだったけど、当時のバンド影響色濃く出ていたなぁと。イ〇モンとかラ〇クとか〇レイとか！学校ではコピーバンドやってましたからね！歌物でシンプルなロックで。実は今とそれほど変わっていない気がします。

　私はたまたまですが音楽関係の方から配信の話が出たので、そこから猛勉強して、機材も借りたり買ったりでなんとか揃えて、２０２０年はずっとライブハウスでライブ配信をしていたんですね。
　ほとんどのライブは無観客で配信のみでした。たまに世間が落ち着いてた時期なんかは可能な限りで観客入れたりしてるライブもありましたがそれも僅かでした。
　だからか、ずっと画面越しに、SNSや配信でのコメントやでアーティストのファンの皆様の声援と、ライブハウスでこそ観たかった苦悩と、やり切れなさと、それでも配信ででも観れて良かったと言ってもらえたりとか、そんな様子を見続けてきました。
　ライブハウスも、そこで働くスタッフの方々も、出演するアーティストの方々も、同様だったように自分には見えていました。
　自分も、配信のテストだったかで久しぶりにライブハウスにスタッフの方と一緒に入り、チェックの為に音を出した時に、あぁライブハウスってこんな音だったよなって、喜んでたのか悔しかったのか。

　きっと今、音楽が好きで、ライブが好きで、ステージに立つ人も携わる人も、それを観たい人も、同じ気持ちを抱えているんじゃないかと思います。
　またいつか、こんな風になる前の頃のように、ライブハウスに行きたい。と。
　全員が全員じゃないだろうけども、少なくともこのコメント観てくれるってことはライブハウスは好きであってほしい（笑）　

　だから絶やしたく無い、消えてほしくない、その為に出来る事をしたい。
　ライブハウスのステージを、たとえ画面越しになろうとも伝える事を諦めていないアーティストのライブを、その感情を余すことなく伝えていきたい。配信のスタッフとしてでも。アーティストとしてでも。

　届けてほしい、届いてほしい、受け取ってほしい、やってることはやってきたことと変わらない筈なんだ。それを続けていきたい。続けさせてくれ。